日本にも野生種がいるメダカは、屋外で飼育することも可能で、昔から庭にある小さな池や、水連鉢などを外に置いてその中でメダカを飼育している人もいます。
しかし屋内での飼育とは必要な道具が異なるため、メダカ飼育初心者さんや、屋外でのメダカ飼育が初めてという方は、機材や容器選びで迷ってしまいがち。
今回はメダカの屋外飼育を考えている人に向けて、屋外飼育で必要な用品をリスト形式でご紹介していきます。
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メダカの屋外飼育で必要なもの
メダカを屋外で飼育する場合、電源などの関係から個人宅でろ過器を使用することはごくまれで、日光があるため水槽用の照明も使うことがありません。
しかし池ではなくビオトープのように容器に入れて屋外で飼育する場合には鉢などが必要ですし、水温計なども必要になってきます。
屋外飼育で必要になる主な用品は、次のようなものがあります。
水槽や鉢などの飼育容器
庭にある池で飼育する場合は必要ありませんが、睡蓮鉢や水槽などの容器で飼育する場合には、やはり容器が必要になります。
玄関前や庭先で飼育する場合、睡蓮鉢でビオトープを作ったり、瓶でボトリウムにして並べる・ベランダで発泡スチロールに入れて飼育するなど人それぞれ。
メダカの屋外飼育を手軽に行いたい・世話の手間を省きたいと考えているのなら、飼育容器は「テトラ じょうろできれいメダカ鉢」がおすすめです。
・テトラ じょうろできれいメダカ鉢
こちらの飼育容器は二重底になっていて、内側の片面が傾斜しているので底にたまった汚れが一か所に集まり取り除きやすいです。容器内の水量が一定になる仕組みを利用しているので水替えは上からじょうろなどで足し水をするだけ。排水口から古い水が流れ出る仕組みになっています。
底面に「テトラ メダカの天然ソイル」や「テトラメダカのお手入れラクラク砂利」などを粒の大きい底砂を敷くことで、稚魚が排水口から流れるのを防ぐことが可能です。
また排水口を付け替えできるので、複数並べる際には縦・横どちらでも並べて置くことができます。別売りになっている専用ネットを設置すれば、猫などが嫌がる突起がついているので、小動物からの被害を防ぐことも可能。
容器の形状は長方形・正方形・丸形の3タイプが販売されています。
フード
メダカの屋外飼育は屋内飼育よりもプランクトンが発生しやすいですが、自然発生するまでに時間がかかりますし、発生したプランクトンだけではエサ不足になることも。
大切なメダカを餓死させないためにも、屋外飼育の場合でも市販のフードを適量与える必要があります。
成魚には「テトラ キリミン」、稚魚には「テトラ キリミン ベビー」がおすすめ。
・テトラ キリミン
成長したメダカには食いつき抜群なこちらの商品がおすすめ!
健康な体を維持するために必要な栄養素や良質なたんぱく質だけでなく、色揚げ効果が期待できるカロチノイドも配合されているので、丈夫で色鮮やかなメダカに育てることができます。
フレークタイプなので、食べ残しが出にくいため綺麗な水を維持しやすくなります。
・テトラ キリミン ベビー
稚魚が成長するために必要な栄養素を厳選された34種類もの素材から抽出。アミノ酸やオメガ3脂肪酸などのバランスが優れた稚魚用のフードです。
天然の色揚げ成分を使用しているので体色が鮮やかになり、消化吸収にも優れているため、排泄物や食べ残しによる水質悪化を軽減します。
底砂
屋外飼育でも水中でろ過バクテリアを繁殖させないと、水質悪化が早くなります。屋外ではろ過器を使用しないため、底砂を入れて、発生したろ過バクテリアをしっかりと定着・繁殖させて水質維持するようにしましょう。
メダカの屋外飼育でおすすめな底砂は「テトラ メダカの天然ソイル」です。
・テトラ メダカの天然ソイル
こちらのソイルはメダカの健康を害することのない天然のぼく土を使用。排泄物などの汚れをしっかりと吸着し、フミン酸ペレットがバクテリアの働きをサポートすることで、汚れ成分の分解を促進します。
またメダカの繁殖期に必要になるミネラルやヨウ素を添加し、繁殖をサポートしてくれる商品です。
水質調整剤
屋内・屋内どちらも飼育水の水質維持は必須条件。綺麗な水質を長期間維持するためには、屋外飼育でも水質調整剤を使用することをおすすめします。
「テトラ メダカの水つくり」は、水質調整だけでなくメダカの体をしっかりと守ってくれる成分が含まれている水質調整剤です。
・テトラ メダカの水つくり
こちらの商品はカルキや重金属などのメダカに有害な成分を無害化するだけでなく、表皮のうるおい成分「強力保護コロイド」を配合してるので、メダカの体を守ってくれる水を作ることができます。
またビタミンやミネラルがメダカのストレス軽減や健康をサポート。海藻から抽出した成分が、ろ過バクテリアを活性化してくれるので、飼育容器内でろ過バクテリアがしっかりと定着してくれます。
水温計
メダカの飼育水は外気温の影響を受けやすく、室内でも季節によって大きく変動します。屋外飼育の場合、夏は外気温だけでなく直射日光が当たることで水温が上昇しやすくなり、冬は外気温と日照時間が短い影響もあって水温が低くなります。
メダカは水温が低くなると冬眠状態になりますが、春先に冬眠から目覚めるのに失敗してしまうことがあります。また水温が28℃以上になると、メダカも熱中症のような症状になり死んでしまうこともあるんです。
そのため、屋外飼育でも水温計を設置して、1日の水温の変化をチェックして必要に応じて寒さ・暑さ対策をする必要があります。
しかし水温計といってもさまざまなタイプがあり、昔から使われている目盛りタイプの水温系は文字盤が小さくて見えにくいものが多いです。またデジタルタイプの水温計は防水加工がされておらず、屋外での使用には向いていないものがほとんど。水中に設置するタイプは画面が見えにくいうえに屋外での使用を想定して作られていないため、使いにくいというデメリットがあります。
屋外飼育に使用する水温計は「テトラ メダカの浮かべるデジタル水温計」のような、水面に浮かべて水温をチェックできるタイプのものがおすすめです。
・テトラ メダカの浮かべるデジタル水温計
こちらの商品は水に浮かべて使うことを前提に作られているため、防水加工を施されており、文字は大きく見やすいデジタル表示。更に計測時の水温だけでなく、メモリー機能があるので、最高・最低水温を確認することもできる優れものなんです。
画面には適温かどうかのお知らせマークもついているので、メダカに適切な水温かを一目でチェックすることができます。
メダカの屋外飼育であったら便利なもの
メダカの屋外飼育ではこれまでに紹介した用品以外に、あったら便利なアイテムもあります。屋外で飼育するメダカたちに快適な環境を作ってあげるために、あれば便利なものをいくつかご紹介します。
スポイトやピンセット
メダカ鉢や水連鉢などで飼育する場合には、底にたまった汚れや枯れてきた水草の葉などを取り除くためにスポイトやピンセットがあると便利です。
すだれやよしずなどの日除け
冬でも太陽があれば水温はあがりますが、夏は長時間日光に当たっていると、水温が上がりすぎて飼育水がお湯になってしまいメダカが死んでしまうことがあります。
夏場の直射日光による水温上昇を防ぐために、すだれやよしずなどを用意して日除けを作ることで急激な水温上昇を防ぐことができます。
水草や浮草
屋内飼育と同じように屋外飼育でも水草や浮草はあると便利なアイテムです。特に屋外の場合は猫や鳥などからメダカが狙われやすいため、隠れ場所は必須。上から見えにくくするためには、ホテイアオイなどの水面に浮く浮草やアナカリスのような水草を水面に浮かべることをおすすめします。
ただし、水面一面に浮かべてしまうとメダカが日光に当たることができなくなります。メダカが日光に当たるスペースもしっかりと確保して、水草や浮草を入れましょう。
まとめ
メダカは屋外でも飼育可能な魚ですが、飼育するためには飼育容器や餌だけでなくソイルや水温計、水質調整剤なども必要になってきます。
また屋外では水温上昇対策に日除けなども必要ですし、猫やカラスなど外敵から守ってあげるために必要なアイテムなどもあります。飼育する場所に合わせたアイテムを選び快適な環境を作って、屋外でのメダカ飼育を楽しみましょう。