グッピーはじょうぶな魚ですが、病気にかかることもあります。グッピーの飼育になれないうちは、病気を治すのも難しいので、購入する際にはなるべく健康で病気のおそれがないものを選ぶようにしましょう。
- 体に白い点がついている
- ヒレが白く濁っている
- 体に血がにじんでいる
- 極端にやせている
- 体がむくんでいる
- あまり泳がずぐったりとしている
こうしたグッピーは病気にかかっているおそれがあります。グッピーを買う場合には、元気に泳いでいて、体に異常のないものを選ぶようにします。選び方がよくわからない場合は、店員さんともよく相談して購入するとよいでしょう。
また、買ってしばらくは水槽に薄めに食塩を溶かしておくと(水10リットルに塩30グラムほど)、病気を予防する効果があります。水替えを長期間しなかったり、餌のあげすぎなどは、病気にかかる原因になります。なるべく普段から、水槽をきれいに保つようにすることが大切です。
尾ビレがボロボロになったり、口の周りにカビが生えたようになる病気です。ヒレが白く濁ったようになり、体をふるわせるなどが見られたら、カラムナリス病の可能性があります。早めに専用の薬を使えば治せる場合もあります。他の魚にうつらないよう、すぐに他のケースに移したほうがいいでしょう。
カビの一種が体表やヒレの傷から感染します。白く綿のように見えることから「綿かぶり病」とも呼ばれます。治療には塩水(水10リットルに塩30グラムほど)や、市販の魚病薬が効果的です。
稚魚の尾ビレがハリのようにとがって見えるので、こう呼ばれます。水質悪化、栄養不足、交配による弱体化などが原因とされ、初期の場合は塩水による治療が有効とされますが、手遅れになる場合が多いです。
一つの水槽に異なる品種を入れた時に発症することが多い症状です。ヒレを閉じ、フラフラと泳ぎ、やがて死んでしまします。はっきりとした原因はわかりませんが、保菌魚(キャリア)と免疫力のない魚とが一緒の水槽になることで、発症してしまうと考えられています。治療方法はありません。
体に白い斑点がたくさんつく、多くの魚でよく見られる病気です。早い段階なら、水温を高め(28℃ほど)に保つことで治すことができます。