今日から飼える！メダカ飼育を始めるための手軽なカルキ抜き方法3選｜お役立ち情報アクアリウム｜スペクトラムブランズジャパン株式会社（旧テトラジャパン株式会社）

2022.03.25

今日から飼える！メダカ飼育を始めるための手軽なカルキ抜き方法3選

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熱帯魚や金魚など魚類飼育に慣れている人にはなじみ深いカルキ抜き、メダカは丈夫な生き物だから必要ないと思っていませんか？水道水に含まれている「カルキ（塩素）」は人間が天然水を飲用するために、雑菌を消毒するために入れられていますが、メダカなどの水生生物にとっては有害な成分。
メダカ水槽で水道水を使うためには、まずは水道水からカルキを取り除いてあげなければなりません。
水道水に含まれているカルキを抜く方法は大きく分けて3つありますが、それぞれどのような方法なのかについてお話していきます。

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メダカ飼育でもカルキ抜きが必要な理由

私たち人間が普段飲んでいる水道水に含まれているカルキ（塩素）は、体の小さなメダカにとって有害な成分。
カルキ抜きをしていない水にメダカを入れたとき、目で見て大丈夫そうに見えても、実際には目に見えない部分でダメージを受けているんです。弱い個体はカルキや水道水に含まれている重金属等の成分によって、体調を崩して死んでしまうこともあります。
そのため、メダカ飼育で使う水道水は、水槽の立ち上げや水換え前にしっかりとカルキ抜きをしてあげることで、メダカにとって過ごしやすい水を作ることができますよ。

水道水のカルキ抜き方法3選

水道水に含まれているカルキを抜く主な方法は、3つあります。それぞれ手軽さやカルキの抜ける速さなどに違いがあるので、状況にあった方法を選ぶようにしましょう。

日光を使ったカルキ抜き/手軽さ：★

日光を使ってカルキ抜きをするのは、昔から広く知られている方法です。
バケツや桶などに水を入れ、日当たりのよい場所に置いて直射日光を当てるだけで、自然にカルキが抜けていきます。
とてもお手軽な方法なのですが、この方法は一晩放置しなければならないため、使用できるまで時間がかかる・一度に大量にカルキ抜きをする場合は大きな容器が必要になること、日当たりのよい場所でしか行えないというデメリットがあります。

ハイポを使ったカルキ抜き/手軽さ：★★

ハイポは昔からよく使われている固形の塩素中和剤です。
小さく砕けた氷砂糖のような形状をしていますが、水道水に入れるだけで確実にカルキ抜きをすることができ、価格が安いというメリットがあります。
ただし、完全に溶けきるまでに時間がかかるというデメリットがあります。

水質調整剤を使ったカルキ抜き/手軽さ：★★★

ホームセンターのペットコーナーでも販売されている水質調整剤は、水道水に入れて数秒でカルキだけでなく重金属も取り除くことができます。
そのため急な水換えのときにも使いやすいです。また、メダカの体表を保護する成分や必要な栄養素などを含んでいるものを使うと、メダカ飼育に最適な水を作ることができます。

水質調整剤を使うのなら、「テトラメダカの水つくり」がおすすめ。

メダカの体表を守ってくれるうるおい成分「強力保護コロイド（天然植物エキス）」が、メダカの体表やエラをしっかりと保護。またストレス軽減効果が期待できるビタミンB群や、飼育時に不足してしまいがちなミネラルなども補給してくれるので、丈夫な体づくりのお手伝いもしてくれますよ。
さらにろ過バクテリアの活性化・定着を促す海藻抽出成分が、綺麗な水作りのお手伝いまでしてくれるんです。

テトラメダカの水つくり

「ちゃんとカルキ抜きができているか不安」、「水換えのタイミングを知りたい」といった場合には、水質テストキットを使って、飼育水に含まれている成分をチェックしましょう。

おすすめは「テトラテスト 6in1」。
こちらの商品は塩素だけでなく、水質悪化の原因になる亜硝酸塩・硝酸塩、水質を表すpHや炭酸塩硬・総硬度を1度のテストでチェックできる優れもの。
メダカに最適な水質はpH6.5～7.5（弱酸性～弱アルカリ性）、軟水～中程度の硬水です。極端にpHや硬度が偏っている場合には水換えをする必要がありますが、水換えのときは新しい水もチェックして、水換え後に体調を崩してしまわないよう極端にpHや硬度の差が出ないように注意する必要があります。

テトラテスト 6in1

まとめ

熱帯魚などと同じくメダカ飼育で水道水を使う場合には、しっかりとカルキ抜きをした水を使わないと、水槽を立ち上げた直後や水換え後に体調を崩してしまうことがあります。
カルキによるダメージは目で見てわからないことが多いので、丈夫に育てて長生きさせるためには、カルキ抜きをした水を使うのがポイント。
カルキ抜きの方法は「日光を使う」、「ハイポを使う」、「水質調整剤を使う」の3つの方法があります。それぞれメリットデメリットがありますが、一番お手軽で早いのは水質調整剤です。
大切なメダカを守るためにも、水道水のカルキ抜きはしっかり行い、必要に応じて水質チェックキットを使用して、定期的に水質チェックを行いましょう