メダカは愛好家の手によって品種改良がすすみ、楊貴妃のように鮮やかなオレンジ色のものや、光り輝く美しさを追及したみゆき(幹之)、丸い体形がポイントのダルマや、熱帯魚のような優雅な尾ビレを持つものなど、多種多様な品種が作出されているんですよ。
一般的な水槽はもちろん、ビオトープや美しくレイアウトされたデザイン水槽で飼育する人も増えています。
このページでは、レイアウト水槽で映える初心者でも飼育しやすいメダカを12種類ご紹介していきますので、レイアウト水槽でめだかを飼育する際の参考にしてください。
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水草と合わせると色が引き立つメダカ
水草水槽といえばグリーンが主体ですが、品種によってはオレンジや赤といった色の水草も存在します。水草でボリュームのあるレイアウト水槽を作る際は、飼育するメダカの体色も考慮しましょう。互いのカラーを引き立てあい、より魅力あるメダカ水槽を作ることができますよ。
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ヒメダカ
- 特徴
- よく飼育されている、黄色い体をしたクロメダカの改良品種(人間が改良してつくったもの)です。たいていのペットショップで見られ、飼いやすいのが特徴です。江戸時代にはすでに飼われていたことが知られています
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
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楊貴妃(楊貴妃)メダカ
- 特徴
- 最近見かけるようになった改良品種です。黄色みがあってヒメダカに似ていますが、ヒレや体に赤みが強く出るのが特徴です。大きくなるにしたがって、赤みは強くなります
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
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光メダカ
- 特徴
- 背中が光っていて、よく目立ちます。お腹側の特徴が背中にも出ているので、背中に大きなヒレがあったり、尾ビレがヒシ形だったりと変わった姿をしているのが特徴です
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
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バンダスケルトンメダカ
- 特徴
- 普通のメダカでは白目の部分が、このメダカでは黒くなっていて、パンダのようなかわいらしい姿をしています。
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
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銀河メダカ
- 特徴
- 体じゅうがキラキラと輝いてみえる、とてもきれいなメダカです。こちらも最近見られるようになりました。写真は銀河メダカの光タイプ
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
ビオトープなど上から姿をるレイアウトが合うメダカ
品種改良されためだかの中には、水槽やボトルアクアリウムなどのように横から見るより、ビオトープなどの屋外飼育時のように上から見るほうが、模様や色が綺麗に見えるタイプの品種も存在します。
ビオトープや庭の小さな池などのレイアウトを活かしたメダカを飼育したいのなら、みゆき(幹之)のように観賞用に作出された、背びれがなく上から模様がはっきりと見える、キラキラと光り輝いて見える品種がおすすめ。
レイアウトされたビオトープなどを見たときに、その模様や色がより一層優雅な雰囲気を作り出します。
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みゆき(幹之)
- 特徴
- 現在流通している改良品種の代表といえば、楊貴妃とこのみゆき(幹之)めだかでしょう。光が当ると背中一面が光るメダカで、光る面積や位置の違いから「スーパー幹之」や「鉄仮面」などさらに細分化されています。特に白、もしくは青い色のものがみゆき(幹之)と呼ばれています。
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
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白ブチラメ幹之メダカ
- 特徴
- みゆき(幹之)を改良して作出された、白と黒の模様にラメが乗った品種です。光が当たることで、ラメがさまざまな色合いを見せてくれます。
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
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3色メダカ
- 特徴
- 鯉のような「赤・黒・白」の3色カラーの品種。赤い色の濃さはさまざまで、中にはオレンジ色がかった赤い色になることもあり、模様の入り方は個体により異なります。
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
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夜桜めだかよざくらめだか
- 特徴
- オーロラみゆき(幹之)と、黄みゆき(幹之)をかけ合わせた品種。青黒い色をベースに、ピンクや黄色といった色合いとラメが背中を中心に散らばっている美しい品種です。品種改良が盛んに行われ、現在ではいろいろなカラーバリエーションが存在します。
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
シックなレイアウトに映えるメダカ
シンプル、かつシックな室内に合わせたレイアウト水槽でメダカを飼育するのなら、原種に近い品種がおすすめ。
原種ならではの力強さや、シンプルながらも優雅に泳ぐ様は上品で洗練された印象を与えてくれることでしょう。
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アオメダカ
- 特徴
- 淡く青みのある体をしたメダカの改良品種です。上から見ると、青みがかっている体色がよくわかります。見る角度や光の当たり方によって、微妙な色みの変化が楽しめるでしょう
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
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シロメダカ
- 特徴
- 全身が真っ白の改良品種です。よく見ると色の薄いものや濃いものなどのバリエーションがあるので、観察してみるのも楽しいでしょう。水槽で飼ってもきれいですが、屋外の鉢などに泳がせるとよく目立ち、とても見栄えがします
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
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クロメダカ
- 特徴
- 自然の川や田んぼにいる、野生のメダカをこう呼びます。最近ではあまり見かけなくなりましたが、灰色がかった体をしているので「黒メダカ」の名で呼ばれますが、本当に黒みの強いメダカ(改良品種)もいます
- 水質
- 成魚のサイズ
- フード
まとめ
2022年現在、めだかの品種は500を超えるともいわれているほど、品種改良が盛んに行われています。
今回ご紹介しためだかはごく一部で、夜桜(よざくら)や銀河メダカなどのような、ホームセンターや小さなアクアショップで取り扱いの少ない品種は、めだか専門店や通販専門のアクアショップなどで取り扱っていることが多いです。
めだか水槽はシンプルなレイアウトになりがちですが、手の込んだレイアウト水槽で飼育することで、めだかの持つ魅力をさらに引き出すことができますよ。
めだか飼育に慣れてきたら、レイアウト水槽での飼育にチャレンジしてみましょう
めだかは室内・室外どちらでも飼育が可能な魚です。