初心者も安心!カメ飼育のために抑えておきたい8つのポイント

記事の内容は記事公開時点での情報となります。
閲覧頂いた時点では商品情報などが異なる可能性がございますのでご注意ください。

水辺・陸を問わず世界中の様々な場所に生息し、世界中の人に愛されているカメ。特に水棲のカメの水の中を泳いだり日光浴をしたり姿は、なんとも言えない可愛さがあります。ここでは、そんなペットとして人気のある水棲のカメを飼う時に知りたいことについてご紹介します。

目次非表示 ]

カメの生態

甲羅が特徴的なカメは、ヘビやトカゲと同じく爬虫類に分類されます。体温が気温に左右される変温動物なので、あまりにも寒いと冬眠する場合もあります。水棲のカメでも、基本的に鼻で呼吸する肺呼吸です。また、体を健康に保つ日光浴は欠かすことが出来ません。

カメの飼育の魅力

爬虫類のペットの中でも人気があり、ファンも多いカメ。その魅力の一つは、「飼育しやすい」こと。様々な美しい模様の甲羅もカメしか持っていない魅力です。飼育においても手がかからず、日光浴をしている可愛い姿も見ることが出来ます。

カメの飼いやすさ

カメは、陸や水の中に生息する種類も含めて世界に280種類いると言われています。ペットとして飼うのなら、環境さえ整えればペットとして飼育しやすい種類が多い生き物です。水棲のカメを飼育する場合、水質の管理、カメの体に必要な十分な日光浴、栄養バランスが整った餌、十分な大きさの水槽を揃えることが出来れば、鳴き声や走り回る事もないので集合住宅でも飼いやすいと言えるでしょう。

飼いやすいカメの種類は?

日本でも多くの種類が飼育されている水棲のカメ。ペットショップやホームセンターでも手に入りやすく初心者でも手に入りやすい代表格は、ミドリガメやゼニガメです。特にミドリガメは、店だけではなくお祭りの縁日でも見かけるほど人気のある種類です。飼いやすいカメについての詳細を知りたい方は、下記の記事で詳しく紹介しています。

おさかな図鑑「カメの仲間」

カメの寿命

「鶴は千年、カメは万年」と言われるほど、長生きをするイメージのあるカメ。さすがに万年は生きませんが、それでも動物の中でも長寿な生き物です。ペットとしても人気のあるミドリガメの寿命は平均で40年、ゼニガメはそれよりやや短い15~30年ほどです。

おすすめの飼育頭数

カメは意外にも神経質な性格の個体が多く、攻撃的な性格のカメは、他のカメを威嚇したり鋭い爪で引っ掻いたりすることもあります。比較的温和な性格の多いゼニガメとイシガメといった組み合わせであれば多頭飼いも可能でしょう。ただ前述でも述べた通り神経質な生き物なので、お互いのスペースを確保できる大きな水槽が必要になります。

カメって冬眠するの?

爬虫類であるカメは、自身の体温が気温に影響を受けてしまう変温動物です。冬になり気温が低い日が続くと、冬眠してしまいます。健康状態を維持するための日光浴が必要不可欠なカメですが冬場の窓際は冷えるので、冬眠させないためにもヒーターの設置をおすすめします。

カメ選びのチェックのポイント

カメを飼うのなら、元気なカメを選びたいもの。けれど、沢山のカメが売られていると、どこ子が健康なのかわかりませんよね。ここでは、カメ選びのチェックポイントをご紹介します。

甲羅や皮膚が綺麗

頑丈そうな甲羅を持っているカメですが、粘膜は弱く甲羅の綺麗さが健康のバロメーターになっています。甲羅が柔らかかったり皮膚に白いカビのような汚れがついていたりする個体は日光浴不足です。また、水槽の水の手入れが行き届いていないと、喧嘩をして皮膚に傷がついたりすると感染症になってしまいます。

カメが元気

本来マイペースな生き物であるカメですが、あまりに動かないと体調不良の可能性があります。特に、水の中に入っているのにぐったりしているのは弱っている証拠です。また、水に入っていても目が完全に開いていない、鼻ではなく口を開けて呼吸をしているのも弱っている可能性が高いでしょう。

カメの飼育に準備するもの

カメの飼育に必要不可欠なものは、水槽、水をきれいにするフィルター、陸を作るための砂利、カメが隠れたり甲羅干しが出来る浮島、日光浴のための紫外線ライトです。カメが冬眠しないよう寒くなる時期に備えて、ヒーターを用意するのも良いでしょう。
特に、成長するカメの大きさに適した水槽やカメの健康を維持するために不可欠な日光浴をするための浮島や紫外線ライト、水をきれいにするフィルター、日々の餌は重要です。水道のカルキによる水質や臭いが気になるといった方は、カルキ抜きである「テトラ レプトセイプ」や臭いを抑える「テトラ レプトフレッシュ」を用意するのをおすすめします。
カメの準備に必要なものは、下記の記事にて詳しく紹介しています。

今日から飼える!!カメの飼育に必要な5つの準備リスト

カメの飼育が初心者に向けたカメの飼育に必要なものをご紹介。すぐにでもカメをお迎え出来るよう、準備を整えましょう。

カメの臭いって気になる?

水生生物のカメも生き物です。餌を与えれば糞をするので、いくらフィルターがあっても放置をしていれば、すぐに水が汚くなります。特に気温が高い夏場は、何といえない生臭い水の臭いが広がりやすくなります。日光に近い場所だと水も傷みやすく、また臭いの原因にもなる藻も繁殖しやすくなるのでこまめな水換えが必要です。カメの餌によって、カメ特有の臭いを軽減してくれる商品もあるので、試してみるのもおすすめです。

カメを捨てないで!

飼い始めは可愛くても、思ったよりも長寿で大きくなったカメを捨てる人は後を絶ちません。初心者でも飼いやすく可愛いミドリガメも、繁殖力が非常に強く「生態系被害防止外来種リスト」に認定おり、積極的に防除を行う必要のある緊急対策外来種です。安価なため、気軽に手に入るカメですが、計画性と責任をもって飼育しましょう。

「緊急対策外来種」とは?

あまり聞き馴染みがない「緊急対策外来種」とは、国内に定着している外来種の中でも特に緊急性が高く、防除を行う必要がある種類の事です。ペットとして人気のあるミドリガメも緊急対策外来種で、在来種であるニホンイシガメを脅かす存在になっています。

まとめ:水棲のカメを飼う時に必要なもの

可愛い水棲のカメを飼う時に必要なものは、カメの飼育に必要なものをしっかりと準備するだけではなく、カメについての正しい知識をつけましょう。長生きする生き物ですから、飼育する際に知っておくことで楽しい日々をカメと過ごすことが出来ますよ。