
魚を飼うには、「水」が欠かせません。
そして水槽の水は、魚を入れると急速に変化していきます。それが魚たちにどんな影響をあたえるのかを知ることで、よりうまく魚を飼えるようになるはずです。
そんなときに役立つのが水質のテストキット。水の状態を知ることで、ちょっとしたトラブルにもうまく対処できるでしょう。他にも、魚を飼っていて不思議に思う、水に関するQを集めてみました。
魚を飼うには、「水」が欠かせません。
そして水槽の水は、魚を入れると急速に変化していきます。それが魚たちにどんな影響をあたえるのかを知ることで、よりうまく魚を飼えるようになるはずです。
そんなときに役立つのが水質のテストキット。水の状態を知ることで、ちょっとしたトラブルにもうまく対処できるでしょう。他にも、魚を飼っていて不思議に思う、水に関するQを集めてみました。





水槽に水道水を入れたあと、いきなり魚を放してはいけません。水道水には消毒のために塩素が入っていて、これは魚のエラや体にダメージを与える、たいへん危険なものです。人間が飲んでも問題はない量ですが、体が小さな魚にとっては命に関わってしまいます。
この塩素を無害にするのが、テトラコントラコロラインなどの水質調整剤です。
水道水に規定量を入れるだけで、すぐに魚にとって安全な水になります。



お店で売られている多くの観賞魚は、アマゾンやアフリカなどの熱帯で生まれた魚です。そのため冷たい水は苦手で、水温は26℃前後が適しています。水温が低すぎたり、反対に高すぎたりすると、魚の元気がなくなったり、病気の原因になってしまいます。
また、ひんぱんに水温が変わるのも、魚のストレスになってよくありません。
熱帯魚の水槽にはヒーターとサーモスタットや、最適温度26℃にセットする26℃セットヒーターをセットし、適した温度に保ちましょう。金魚やメダカでも、水温を一定に保ってあげると病気にかかりにくく、より健康に育てられますよ。
魚を買ってきたら、しばらく袋ごと水槽に浮かべておき、水温を合わせてあげましょう


水槽にセットするだけで、水温を自動的に26℃前後に調節してくれます。小さな水槽に適したサイズです


水槽の水は、フードの食べ残しや枯れた水草、魚のフンなどで汚れていきます。
私たち人間でも、汚れた部屋で暮らしていれば病気になってしまうように、汚れた水で暮らす魚は、弱りやすいのです。魚を健康できれいな姿に育てるには、水はいつもきれいでないといけません。この、水をきれいにする働きをしてくれるのが、フィルター(ろ過器)です。
フィルターには、おもに次のような働きがあります。
フンや枯れ葉、食べのこしなど、見苦しい大きなゴミをこしとって、水をクリアにします
フンや食べ残したフードなどからアンモニアが発生しますが、これは魚にとってたいへん危険です。こうした目に見えない汚れは、フィルターのろ材にいるろ過バクテリア(微生物)が分解して、魚に無害な状態にしてくれます。
ただし、水槽や濾過器をセットした直後は、まだろ過バクテリアが発生していないので注意が必要です。



生きたろ過バクテリアが含まれていて、添加することで水質を安定させてくれます。水槽セットしたてや水換えなど、ろ過能力が落ちるときに添加すると効果的です。
魚は体表の粘膜で、バイ菌や寄生虫から体を守っています。購入してきた魚は、水槽からすくわれた際に粘膜が傷ついたり、ストレスを受けていることが多く、そのまま水槽に入れると弱ったり病気になってしまいます。
そこで、新しく魚を入れる場合は、テトラアクアセイフなどの水質調整剤を使ってあげると、入れた後で調子を崩すのを防ぐことができ、安全に飼育をスタートできます。