アクアリウムを行う上で水質維持は重要なポイントですよね。飼育している生き物には適切な水質があるので、市販されている水質テストキットを使って飼育水の水質をチェックする飼育者は多いです。
しかし水質テストキットはまとめて複数の水質をチェックできるものや、試験紙・試薬タイプなどさまざまな種類があり、アクアリウム初心者さんはどれが使い勝手がよくわかりやすいのか悩んでしまいますよね。また水質チェックはできても、どうやって水質を改善すればよいのか、頭を悩ませる人も多いです。
そこでこのページでは各水質テストキットの使い方と、水質改善方法などについてお話していきます。
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各水質テストキットの使い方
水質をまとめて測定する方法
試験紙タイプでまとめて水質検査をすることのできるキットのおすすめは、1度に短時間でチェックできる、『テトラ テスト 6in1』です。こちらの商品はpH・炭酸塩硬度・総硬度・亜硝酸塩・硝酸塩・塩素の6つの項目を1度にまとめて素早くチェックできるんですよ。
水質検査をして水換えなどを行ったとき、「検査時のpHなどの数値を忘れてしまって困った」、「前回の検査時の数値と今回の数値を比べたいけどメモするのを忘れた」なんてことも多いと思います。
そんな人には『テトラ テスト 6in1』のような、テトラの水質テストキットと併用できる『テトラ携帯アプリ テトラアクアティクス』がおすすめ。
使い方はとても簡単でアプリにログイン後に検査した試験紙を撮影することで、検査結果を簡単にチェック!結果を保存することができるので、メモをとる煩わしさから解放されるだけでなく、水質検査の診断結果に適切な水質調整剤もおすすめしてくれます。
アプリはApp Store、Google Playから簡単にダウンロードできます。
調べたい水質を試験紙で測定する方法とメリット
試験紙で特定の水質を測定する方法もとても簡単です。ここでは亜硝酸塩を測定することのできる、『テトラ テスト試験紙亜硝酸塩』を例に測定方法を説明していきますね。
テトラの水質検査試験紙にはアンモニアだけの数値を調べることが可能な『テトラアンモニア試験紙』もあります。亜硝酸塩はアンモニアが分解されてできる成分なので、個別で水質を調べるときは、亜硝酸塩とアンモニアをセットで調べることをおすすめします。
飼育水の亜硝酸塩やアンモニアの濃度を知ることで、水換えのタイミングが把握しやすくなり魚の健康状態も管理しやすくなりますよ。
調べたい水質を試薬で測定する方法とメリット
試験薬での水質測定もとても簡単で、短時間で作業がすみ、試験紙よりも詳しい数値を知ることができます。特定の水質を測定する試薬タイプの商品でおすすめは、『テトラ テスト ペーハートロピカル試薬(5.0ー10.0)』です。
試薬タイプの水質測定キットを使ってpHを測定することで、現在の飼育水が魚に適したものかを知ることができ、定期的にpH測定を行うことで水質変化のスピードや水換えのタイミングもわかりやすくなります
水質を改善するにはどうしたらよい?
水質検査を行って、アンモニアや亜硝酸塩などの数値が高ければ、すぐに水換えをして水槽内から有害な物質を排除するようにしましょう。
ただし、このとき大量に換水してしまうと、急な水質変化についていくことができず、魚がショック状態になってしまうことがあるので注意してください。
また、普段の餌やりで魚がフードを食べ残さない量を与える・枯れて溶けている水草や魚などの生き物の死骸を見つけたときは、すぐに水槽から取り出し、腐敗などによる水質悪化の防止対策をすることも大切なポイントになります。
水槽を設置した直後の水質も、今後の育成に重要なポイントになってきます。水槽を設置するときの塩素の中和方法や水温・ろ過フィルターなどにいてもしっかりと確認しておきましょう。
詳しい水槽設置時の全般的なチェックポイントについては、下記の記事にて解説しております。
まとめ
水質テストキットは複数の水質を1度にまとめてチェックできる試験紙タイプの商品や、特定の水質だけをチェックすることのできる試験紙は、飼育水に数秒浸すだけで結果がでます。試薬タイプも飼育水を別容器に飼育水と試薬を入れすぐに結果が分かる優れモノで、どちらもアクアリウム初心者さんにもわかりやすいように、色でpHが分かるようになっています。
テトラの携帯アプリ『テトラアクアティクス』と併用できる水質テストキットを使用すれば、前回の記録を残しておいて検査結果を比較することも可能なので、飼育水の汚れ具合などもチェックしやすく水換えのタイミングなどを把握しやすくなりますよ。
飼育している魚に適切なpHを維持することで、健康状態を保ち長生きさせることができるようになるので、水換え時やコケが発生しだしたり、水が濁ってきている・臭いが気になるときや、ちょっと魚の調子が悪そうだな、というときにpHや水の中に含まれている成分をチェックをして適切な水質を維持する習慣を身につけましょう。