金魚飼育の水をきれいに保つ5つのコツ

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お祭りの金魚すくいや、アクアショップ等で販売されている金魚は、小さいものが多いですよね。しかし飼を始めてみると、小さい体で予想以上にたくさんのフードを食べ、フンの量が多いことに気づきますよね。
自分では金魚の飼育数や与えているフードの量が適切だと思っていても、「水が汚くなってしまうのが予想より早く、水槽の掃除が追い付かない」、と頭を抱えている金魚飼育初心者さんも多いです。
この記事では一般的に市場に流通している品種で、金魚飼育初心者さんが水槽の水を綺麗に保つコツについてお話していきます。

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水が汚れる原因ってなに?

金魚水槽を用意したばかりのときは、水槽内の水はとても綺麗で金魚に有害な成分はありません。
しかし金魚飼育を始めると、フードの食べ残しやフンがたまっていき、水草を入れている場合には傷んだ水草の葉が底に落ちる・水草がダメになって溶けてしまうといったことが起きます。
フードの食べ残しやフン、傷んだ水草などのごみはろ過バクテリアがある程度分解してくれますが、処理しきれない分は腐敗してアンモニアなどの有害な物質や、コケの栄養になるような成分が発生してしまうんです。
このような成分が蓄積されていくことで、水質が悪化していくため、金魚飼育では定期的な水換えやゴミとりといったメンテナンスが必要になってきます。

水質を調べてみよう

アンモニアなどの有害成分や、コケの栄養になってしまうような成分は、水中に存在していても人間の目で見ることはできません。
そのためこれらの有害な成分が水中に存在しているか、どれくらいの割合で存在しているかということを調べるためには、アクアショップなどで販売されている水質測定商品を使います。
金魚飼育初心者さんには『テトラ テスト 6in1』のような、水につけるだけで瞬時にpH値のほか、複数の含有成分量を判定することのできる水質測定用の試験用紙だと、水換えをおこなうタイミングをつかみやすいのでおすすめですよ。

金魚の数や餌を見直す

金魚の数が多ければ多いほど、フンなどのごみの量が多くなるため、水質悪化を招きやすくなります。
またフードによっては金魚が食べるときには害はないものの、水中に蓄積することで水質悪化を起こしやすい成分が多く含まれている場合もあるので、金魚用のフード選びも金魚水槽の水を綺麗に保つポイントになってきます。

飼育している金魚の数が多い場合は数を減らす

仕事などが忙しくて、あまりこまめにお世話できない、ゴミが多すぎてメンテナンスが追い付かず水質が悪くなってしまうようなときは、1つの水槽で飼育する金魚の数を減らしましょう。
目安は30cm水槽の場合4cmくらいの金魚で3匹、45cmで10匹程度です。

金魚に与えているフードを見直す

金魚の体調維持や吸収されフンとして排出された後の水汚れに効果があるテトラの『テトラフィン フン対策』がおすすめです。金魚の体内で善玉菌を増やすことで、アンモニアの発生を抑制する効果が期待できます。
同じようにフンによる水汚れまで考慮し、色あせ抑制効果をプラスした『テトラフィン フン対策 色あせ抑制』や、ゆっくりとした成長効果も期待できる『テトラフィン フン対策 かわいさ維持』などの商品もあるので、自分の飼育している金魚の状態や水質のことも考えてフードも選びましょう。

バクテリアを増やそう

水中に発生した有害成分や、餌の食べ残しなどを分解してくれるろ過バクテリアは、水槽を立ち上げ生き物を飼育して水を循環させていくことで発生します。 飼育環境が適切でバクテリアが定着しやすい場所があれば、自然に繁殖して増えていくのでろ過バクテリアによる水質浄化能力は上がるんです。
しかし水の循環が悪い・ろ過バクテリアが処理できないほど汚れ成分が溜まるとあっという間に水が汚れコケ発生や金魚が体調を崩してしまいます。
ろ過バクテリアは『テトラ 金魚のバクテリア』のようにバクテリアを配合した水の汚れ対策商品を使うことで、数を増やし綺麗な水を維持しやすくなりますよ。

ろ過装置を見直す

金魚の飼育水槽にろ過装置を設置しているのに、水の汚れがひどくなっている、なんてことはありませんか?
また金魚飼育を始めてすぐにろ過装置を設置したけれど、一度もろ材を交換していない、などという場合はろ過装置が水の汚れの原因になっている可能性があります。

ろ材

ろ材は単純に物質的なごみをろ過するだけのウールマットから、ゼオライトのようにアンモニアなど目に見えない水中の有害物質を除去してくれるタイプの商品もあります。しかしろ過装置のタイプによって使えないろ材がある点に注意しましょう。
ろ材も定期的に交換しないと、フンなどの物質的な汚れで目詰まりを起こしてしまい、しっかりと水をろ過することができなくなります。
ろ過装置商品によってはメーカーでろ材を指定している場合があり、対象外のろ材を使うと故障や目詰まりなどが起きる・ろ過能力が落ちやすくなることがあるため、メーカー指定のろ材がある場合は指定されているものを使いましょう。

ろ過能力(ろ過器の大きさ)

水槽に様々なサイズがあるように、ろ過装置もサイズがあります。60cm水槽に30cm用のろ過装置を使用するというように、水槽とろ過装置のサイズが合わない場合には、ろ過装置の処理能力が追い付かず、しっかりと水をろ過することができなくなり水質が悪くなってしまうこともあるんです。
そのためろ過装置を購入する場合には水槽サイズに適したものか、パッケージや商品カタログなどで確認してから適した大きさのものを購入しましょう。
金魚飼育初心者さんには『テトラ オート ワンタッチフィルター』のように、適応している水槽サイズの種類が豊富で、ワンタッチでろ材の交換が可能な専用フィルタータイプの商品がおすすめ。肉眼でろ過器やフィルターの汚れ具合を確認しやすく、ろ材交換も簡単なので金魚飼育初心者さんでも扱いやすいです。

水質調整剤を見直す

水質を安定させるために水質調整剤を使う方は多いですが、金魚の飼育環境や飼育水の状態に適した商品を使わないと、効果が出ず水が綺麗にならないという状態が続きます。
水質調整剤を使わないで常に綺麗な水を維持するためには、有害成分を除去するためにこまめな水換えを行わなければなりませんが、水換えはかなり手間のかかる作業なので、少しでも回数を減らしたいですよね。
テトラ 金魚の水リサイクル』のように、水中に蓄積される有害成分を分解するバクテリアを増やしやすくなる商品を使うことで、水換えの回数を減らしたり、長期間綺麗な水を維持しやすくなります。

現在使用している水質調整剤の効果がでない、今まで水質調整剤を使ったことがなく、水質維持の手間で悩んでいるという方は、水質調整剤の見直しも検討してみましょう。

まとめ

金魚の飼い方のノウハウがまだない金魚飼育初心者さんがつまづきやすい、水槽の水質維持問題。飼育の基本となる水は、金魚の数や水槽メンテナンスだけでなく、与えるフードの成分や、ろ過装置・水質調整剤選びなどでも左右されやすいです。
金魚水槽の水がすぐ汚れてしまい、綺麗な状態を維持しにくい場合は、今回ご紹介した5つのコツについて見直ししてみることをおすすめします。
これから金魚を飼育する方は水槽や機材を別で購入するよりも、最初から必要アイテムが一式セットになった、『テトラ ラクラクお手入れ 金魚セット』のような商品を購入すると、コスパもよいですし、機材選びなどで悩むこともなく綺麗な水を維持しやすくなりますよ。