エンゼルフィッシュは南米のアマゾン川などに生息するシグリット科の淡水魚です。熱帯魚の代名詞とも言える人気の観賞魚で、さまざまな種類があり、古くから多くの人に愛され続けています。
そんなエンゼルフィッシュですが実は少し気性が荒かったり、水量が必要だったりといった特徴があり、いくつかのコツが必要です。
そこで今回はエンゼルフィッシュを飼育する際に抑えておきたいポイントを5つご紹介します。
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エンゼルフィッシュが美しく育つフード
エンゼルフィッシュには『テトラ エンゼルフィッシュ』が適しています。
1日2回から3回、3分以内に食べきれる量を目安に与えます。
給餌の際、2~3回おきに『テトラミン スーパー』など、色揚げに特化したフードも与えると美しく色彩を揚げてくれます。
特に成長期は数種類のフードを交互に与えることによって、栄養バランスも整い美しく健康に育て上げることができます。
水質に気を付けよう!
ろ過
エンゼルフィッシュは中型で、成長すると手のひらほどの大きさになる魚です。フードもたくさん食べ新陳代謝が活発なため、水質が悪化しやすいので気を付けなければなりません。
ですので、強力なフィルターをセットすることがとても重要です。
pH値
CO2の添加
エンゼルフィッシュは水草を食べてしまったり、砂を掘って低床を荒したりしないので、水草レイアウトでの飼育には最適の魚です。
特に、アマゾンソードとの組み合わせは雰囲気がとてもよくなります。他にも流木や岩などのレイアウトも楽しめます。
「掃除屋」のコリドラスなど水底を泳ぐ個体は、エンゼルフィッシュにいじめられにくいので、数匹泳がせるとコケ被害の対策にもなります。
このような水草水槽を健康で美しく保つために二酸化炭素の添加ができる『テトラ CO2 キット』の使用をおすすめします。
混泳について知ろう!
エンゼルフィッシュ同士の混泳
エンゼルフィッシュはゆったりと優雅に泳ぎとても愛らしい姿が印象的な魚ですが、実は意外と荒い性質をしており、大きな個体が小さな個体をいじめてしまいます。
複数匹飼育する際はできるだけ同じサイズの個体を組み合わせて飼育しましょう。
それでも、どうしてもけんかは避けられませんので、人口水草や天然の水草、岩、流木など弱い個体が隠れられるようなレイアウトをするとよいでしょう。
エンゼルフィッシュ以外の魚との混泳
先ほども述べた通り、エンゼルフィッシュは気性が荒いため、空腹時にネオンテトラやグローライトテトラなどをつついて弱らせたうえで食べてしまうこともしばしば…。
成魚のエンゼルフィッシュは特に組み合わせに注意して飼育しましょう。
おすすめの水槽サイズは?
エンゼルフィッシュは大きくなると体調15センチあまりの手のひらほどの大きさになります。
水槽のサイズは最低でも、横幅が45センチ以上の物を用意しましょう。
ただし45センチサイズでは、1匹までの飼育にとどめた方が適正と言えます。
もっとゆったりと飼育したい場合や、2匹以上飼育する場合は60センチ以上の水槽が推奨されています。
5匹以上飼育する場合は90センチ以上の水槽が良いでしょう。
エンゼルフィッシュが産卵した!どうしよう…?
環境が整うとエンゼルフィッシュが産卵をすることがあるでしょう。
親が卵や稚魚の世話をするので隔離する必要はありません。
しかし、フィルターの給水口から吸い込まれてしまうことがあるので対策が必要です。
『テトラ ワンタッチフィルター AT-20,30,50,60』などの外掛け式フィルターを使用する場合は、ストレーナー部に『テトラ ストレーナーフィルター』をはめ込んでください。
卵が孵化したら6時間以内に『テトラミン ベビー』を、適量を与えましょう。また、『テトラ ブラインシュリンプエッグス』など生き餌を与えると、上手に食いつき稚魚の生存率がぐんと上がります。
フードの与えすぎは水質が悪化し、稚魚にとって致命的になりますので水換えの頻度を増やしたり、ろ過能力の高いフィルターを併用したりなどの注意が必要です。
まとめ
以上、エンゼルフィッシュの飼育でのコツをいくつかご紹介しました。
5つのポイントを抑えることができれば、難しそうなエンゼルフィッシュの飼育にも挑戦できます。
これからエンゼルフィッシュを飼育しようかな?と考えている方は、LEDライトやヒーター、フィルターなどがセットになった『テトラ オールグラスアクアリウム600 熱帯魚セット』がおすすめです。