飼い方の冊子や説明書には、週に1回水換えと書いてあるけどそれはめんどう…。でも水換えをサボるとお魚も元気がなくなるし、水槽も汚くなってしまう…。 アクアリストにとって水換えの手間は、常に悩みの上位にあります。
そもそもなぜ水換えをするの?
お魚を飼育していると、水槽にはフードの食べ残しや、魚のフン、水草の枯れ葉などの汚れが溜まります。これは水槽内の浄化サイクルにより、徐々に毒性の低いものに分解されます。
最終的に生成される硝酸塩は水槽内のバクテリアでは分解しきれず、水槽内に蓄積していきます。毒性が低いと言っても、溜まれば濃度が高くなりお魚に有害となってしまいます。この蓄積された硝酸塩の濃度を薄めるために必要なことが「水換え」なのです。
水換えをしない状態が続くと…
浄化サイクルの過程で生成された酸性物質によって、飼育水はどんどん酸性(pHが下がる)に傾いていきます。 飼育水が酸性に傾くと、KHも連動して下がるので水質を安定させることができなくなります。また、水中に含まれるミネラルやビタミンなどの有益成分は、お魚、植物、微生物などによって消費されていくため補充する必要があります。
水リサイクル商品開発インタビュー
「こちらが、“水換えのいらない水”を作れる水質調整剤『水リサイクル』。アクアリウム大国・ドイツが開発した、水槽の常識をくつがえす秘密兵器です」
水槽の水、いっそ換えない! 水換えの常識をくつがえす「テトラ」の秘密兵器
(となりのカインズさん | ホームセンターを遊び倒すメディア)
プチ情報「KHの重要性」
KH(炭酸塩硬度《アルカリ度》)はpH変動を緩やかにする働きがあり、水質を安定させるために非常に重要となります。KHとpHは強い相関関係にあるため、KHが高いとpHは下がりづらくなり、KHが低いとpHは下がりやすくなります。KHが低いとちょっとしたことで水質が大きく変動してしまうため、お魚にダメージを与えることに繋がってしまいます。