Y.Kさんの観察日誌より

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熱帯魚飼育の精神療法学的効用実験

Y.Kさんの観察日誌より
3/16 私も熱帯魚が来るのを待ち望んでいたが、動物の好きな妹は、熱帯魚屋さんにいろいろ質問していたので熱帯魚が気に入ったらしい。一匹に妹は「おふり」という名前をつけた。私の熱帯魚なのに。
3/17 熱帯魚の観察をした。えさをやるととびついて食べた。すごくかわいい。しかし、一匹、昨日のスケッチの魚が弱っていた。とても心配。死んだらいやだなあ。
3/18 やっぱり昨日死にそうだった熱帯魚が死んでいた。悲しい。庭に埋めてあげた。2匹しかいなかったので、残された方はかわいそう。
3/20 グラミーはだいぶなじみ、水槽の手前に来るようになった。
3/22 グラミーは良く食べる。みんな元気でなにより。
3/26 グラミーのつやがとても良い。
3/27 魚たちにえさをやろうとしたら、一匹落ちていた。叫びたい気分だった。私は一大決心をして、魚の尾ひれをつかみ、心の中で「うわー」と思いながら水槽の中に「どぷん」と入れた。10秒ぐらい何の反応もなく死んでしまったかと思っていたら、弱々しく水面に上がっていった。すごく安心した。
3/28 昨日の魚事件を家族に話した。驚いていた。妹はその魚に「不死身」と名付けた。
3/30 熱帯魚を見ながら目が半分つぶりそうだった。そのまま寝てしまった。
4/3 グラミーは良く食べるので太ったように思われる。他の魚も元気である。水槽の汚いのを本当にどうしよう。
4/4 本当に本当に水槽が汚い。熱帯魚はかわいいが水槽が汚いのはストレスになる。そうじをすれば良いのだが、めんどうくさい。
4/5 水槽がきれいになったので、たいへんうれしい。夜、夕食後家族で魚を見た。のんびり出来て私にとって一番のプレゼントだった。友人から遊びに出ておいでと電話があったが、断った。
4/6 だいぶ新しい魚たちもかわいく思えるようになった。そのうちグラミーをもう一匹入れてあげようと思う。
4/8 薄赤の尾の黒い魚は他に魚がいっぱい増えたせいか、居場所がなく、すみにずっといる。
4/10 家でお花見をした。みんな来た人は熱帯魚を見ていった。
4/11 授業が始まった。クラブもあり、ストレスはたまる一方。熱帯魚を見て気は晴れるのだろうか。えびはかわいい。
4/14 水槽の水草のきれいな物を観察したい。汚いと掃除をしなくてはと思いストレスがたまり、でも面倒でやらない。グラミーはすばやく動くことを知った。カージナルテトラも少し大きくなったような感じがする。
4/19 久しぶりにエビを見た。しばらく見ないうちにずいぶん大きくなっていたのでびっくり。朝えさをやるのを忘れたので、かわいそうだった。夕方多めにあげた。