
磯で出会った魚たちが気に入ったら、飼育してみましょう。
ここでは、磯で採集したキヌバリやウミタナゴをメインにした水槽をつくってみました。
磯にはいろんな海藻が生えているので、これも水槽に入れてみたくなりますが、要注意。海藻を育てるのは難しく、すぐ枯れてしまうことが多いのです。枯れた海藻は水を汚し、魚を弱らせることもあるので気をつけましょう。
ここで使っているのは人工の水草です(テトラフレッシュプラントシリーズ)が、けっこう似合っているでしょう?

- 水槽
- テトララウンドグラスアクアリウムRG-40

- フィルター
- テトラオートワンタッチフィルターAT-60

- ライト
- テトラリフトアップライトLL-3045

- 生き物
- キヌバリ、ウミタナゴ、ボラ、ナベカ、アナハゼ、ハオコゼ、コモンイトギンポ、ヤドカリ

- エサ
- テトラマリン フレーク


ここでは最も簡単な手順を紹介します。大きめのバケツなど、飼育水分の人工海水をつくる容器がある場合は、あらかじめ海水を作ってから水槽に入れてもかまいません。その場合は底に敷く砂は海水を入れる前に敷いておいてもOKです。

魚をしばらく飼っていると、フンや餌の食べ残しなどで水が汚れてしまいます。1週間に1度くらい、水槽の1/3くらいを新しい海水に換えてあげると魚もよろこぶでしょう。バケツは2つ用意すると便利です。

交換用の海水をつくるには、10リットル分ずつ小分けになった「テトラマリンソルトプロ 楽々水替パック」が便利です。容量15リットルくらいのバケツに水10リットルとカルキ抜きコントラコロライン、楽々水替えパックを入れて、じゅうぶん溶かします。次に、水槽から10リットルの水を抜き、新しい海水を入れれば水替え完了です。
水を注ぐときは、たいらなものをつかって水を受けると、まわりに海水が飛び散ったり、砂が舞い上がって濁ることがありません。




陸地がついたカメ用の水槽セット(テトラタートルセットミニ PL-32TT)を利用した、カニの飼育水槽です。外掛け式フィルターをつける窓が側面にあるので、水深が低くても水をきれいに保つことができます。水と陸をいったりきたりするカニの様子を観察してみましょう。魚にいたずらをすることがあるので、カニだけで飼うようにしましょう
採集してきた生物に万能なフードは「クリル」でしょう。嗜好性が高くいろいろな生き物が好んで食べます。馴れたら栄養のバランスを考え、テトラマリンフレークやグラニュールを与えましょう。




磯遊びについて更に詳しく知りたい方はマリン企画出版本「おもしろ磯あそび」をご覧ください。
手軽に楽しめるタイドプールでの生き物観察はもちろん、スノーケリングのやり方や本格採集まで、磯での様々なあそび方を紹介します。

