ここでは最も簡単な手順を紹介します。大きめのバケツなど、飼育水分の人工海水をつくる容器がある場合は、あらかじめ海水を作ってから水槽に入れてもかまいません。その場合は底に敷く砂は海水を入れる前に敷いておいてもOKです。

水槽(テトララウンドグラスアクアリウムRG-40)を台に載せます。水を張った水槽はたいへん重くなるので、水槽は専用の台に置きましょう。

フィルター(テトラオートワンタッチフィルターAT-60)やヒーター(テトラ26℃安全ヒーター)、水温計などの周辺機器は、水槽に水を入れる前にセットしておきましょう。

水槽に水道水を入れます。あとで砂なども入れるので、水槽いっぱいに水を張る必要はありません。水温をあらかじめ24℃にあわせておくと、正確に比重を計ることができます。


水道水に含まれている塩素は、魚にとってよくありません。カルキ抜き(テトラコントラコロライン)を入れることで、この塩素を無害化できます。

水槽の水に人工海水の素(テトラマリンソルトプロ)を溶かして、海水をつくります。魚の飼育を始めたら、海水は別の容器でつくってから入れましょう。

比重計(テトラハイドロメーター)をつかって、正しい塩分濃度を確認しましょう。水温が24℃のとき、1.020〜1.024の範囲になっていればOKです。


テトラマリンセイフスタートを入れます。水の汚れを分解してくれるバクテリアが入っているので、海水をきれいに保つのに効果的です。

水槽に敷く砂は、きれいに洗っておきましょう。ここでよく洗っておかないと、魚を飼い始めてからもなかなか濁りが消えないことがあります。

水槽の底に、砂を1cmくらいの厚さで敷きます。ここでは磯の雰囲気を出すために大磯砂という砂を使っていますが、海水魚では白いサンゴ砂などもよく使われます。


岩や人工水草(テトラフレッシュプラント)などをつかってレイアウトします。こうしたレイアウトグッズは見た目のよさだけでなく、魚が休む場所にもなるので、ぜひ入れてあげましょう。

フィルターやヒーターの電源を入れます。そのまま水が透明になるまで数日ほど待ちましょう。

水槽にフタをして、ライトをセットすれば完成です。


海水が透き通ったら、魚を入れます。最初のうちはろ過バクテリアが少ないので、魚の数も少なめにしておきます。

