磯で採集できる生き物たち

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磯には季節によって様々な生き物が見られます。イワシなど広い範囲を回遊する魚は飼育できませんので、ここで紹介するような生き物を飼育しましょう。

キヌバリ
名前 キヌバリ
解説 縞模様をもった、とてもきれいなハゼの仲間。初夏から夏にかけて磯でよく見られます。泳ぎはゆっくりとしているので、つかまえるのはわりと簡単です。
名前 ボラ
解説 幼魚がたくさん泳いでいるのを見かけます。水槽に入れて飼うと、他の魚の食べのこしなどを掃除してくれます。
名前 ウミタナゴ
解説 夏ごろの磯で稚魚をたくさん見かけます。卵ではなく子どもを産む、卵胎生(らんたいせい)という方法で繁殖します。
名前 ナベカ
解説 きれいな黄色い体をした、磯ではもっともよく見かける魚のひとつ。岩穴などを出たり入ったりしているので、捕まえるのはけっこう大変です。
名前 イソギンポ
解説 岩の上をピョコピョコと飛び跳ねるように泳いでいます。たいていの磯にたくさんおり、タイドプールをのぞけば真っ先にみつかるでしょう。
名前 カゴカキダイ
解説 磯では春ごろから、小さな稚魚をよく見かけます。黄色と黒のシマシマ模様がよく目立ちますが、すばしっこいので捕まえるのはちょっと難しいでしょう。
名前 ソラスズメダイ
解説 青い体がきれいな小型の魚です。採集は難しい部類になりますが、堤防から釣ることも可能です。
名前 チョウチョウウオ
解説 元々は南の海にすんでいる熱帯魚です。夏から秋にかけての磯では、海流で流されてきた小さな幼魚が見つかることもあります。「豆チョウ」と呼ばれることもあります。
名前 イソスジエビ
解説 半透明の体で見つけにくいですが、どこのタイドプールにもよくいるので慣れれば簡単に捕れるようになります。小型のエビで、水槽での飼育もやさしい種類です。
名前 イソガニ
解説 磯でよく見られるカニです。海中よりも岩の上にいることが多いようです。
名前 ヒライソガニ
解説 日本中の磯に生息し、転石の下に見られます。体の色には赤、褐色、白などバリエーションがあります。
名前 ベニツケガニ
解説 転石や岩の割れ目に生息しています。動きが素早いので、挟まれないように注意してください。
名前 クモヒトデ
解説 砂地の転石の下に多く見られます。ヒトデですが意外と逃げ足が速く、動作の面白い生き物です。
名前 ホンヤドカリ
解説 タイドプールで普通に見られる小型のヤドカリです。右側のハサミが大きいのが特徴です。

この魚は要注意

海にはさわると危険な魚もいます。ゴンズイやハオコゼはタイドプールで採集できますが、ヒレに毒のあるトゲがあるので取扱には注意が必要です。

名前 ゴンズイ
解説 海にすんでいるナマズの仲間で、口のまわりにナマズらしいヒゲがあります。幼魚はたくさんで群れており、「ゴンズイ玉」と呼ばれます。ヒレに毒があるので、つかまえても素手でさわってはいけません。
名前 ハオコゼ
解説 砂の上をちょこちょこと泳いでいる、かわいらしい魚です。底の方をアミでさらうと、捕れることがあります。この魚も背ビレに毒があるので気をつけましょう。