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心理学的検証

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熱帯魚飼育の精神療法学的効用実験

心理学的検証
 前ページの飼育日誌は今回の実験で飼育グループ被験者となったY.K.さん(20才、女性)が実験期間中に義務づけられた観察日誌の一部です。実験前に行った心理チェックでは、Y.K.さんは全被験者の中で最もストレス耐性が低く、ストレスを非常に受け入れやすいタイプの人でした。観察日誌の文面や内容からもわかるように、日を追うごとに、熱帯魚との関わり方が大きくなり、これに伴って、"メンタルヘルスチェック"の「意思の強さ」「活動性」が明らかに強くなっているのが伺えます。"メンタルヘルスチェック"は、「性格や行動傾向のうち、主としてストレスに対する耐性、すなわちストレスに強いかどうか」を見る検査です。30項目の質問に「はい/いいえ/どちらともいえない」で答え、A.安心傾向、B.気分の安定性、C.意思の強さ、D.活動性の4分野で評価します。このうちC.意思の強さは、0~5/6~8/9以上の3段階で評価し、得点が低いほど引っ込み思案で意見を強く主張できなかったり、決断力に欠ける傾向が見られ、高得点であれば自分の考えを主張し、人をリードするタイプと言えます。D.活動性は、0~3/4~8/9以上の3段階で評価され、得点が低ければ消極的で精神的活力が不足、得点が高ければ活動的なタイプであることを表わします。これらの4つの項目はいずれも得点が低ければストレスを悪化させるもので、また高すぎても周囲とのトラブルを引き起こしやすい性格であることを意味します。
今回の実験では、飼育グループにおいて、C.意思の強さ、D.活動性に有意差が認められたわけです。(図1)
図1. 性格や行動傾向をチェックする「メンタルヘルスチェック」実験結果
意志の強さグラフ 活動性グラフ
 C.意思の強さは、実験前(3月)の検査では、8.43であった得点が実験後(6月)は、10.29に増加し、D.活動性は同様に10.257→12.14に増加しました。
この検査の結果に関して杉浦助教授は、「自分の言いたいことをはっきりと言い、また節度を心がける。さらに考えを持って断固主張し、人をリードする傾向が強まった。また適度な活力を持ち、仕事にも積極的に取り組む。さらに何事にも自信を持ち、てきぱきと片づける活動性が高まったと言える。」と述べています。因みに前述のY.K.さんの個人データをみると、C.意見の強さが10→14に、D.活動性が11→15に増加していました。「もともとストレス耐性の弱いこの人にとって、熱帯魚飼育はストレス耐性を強めることと、落ち着きのある意思の強い活動的な性格に近づけることに役立ったのでは...」と杉浦助教授は分析しています。
このほか、今回の実験の心理的研究では、全10項目の心理検査が行われ、有意差こそ認められなかったものの、下記の検査では実験規模の拡大等の改善によって、心理的メリットが科学的に実証される可能性が極めて高いことが示唆されました。
顕在性不安検査
個人が身体的、心理的不安の中で、明かに意識されるものを測定し、その程度を明かにするテスト。飼育グループ被験者の6割近くが、実験後に数値が下がった。
エゴグラム検査
交流分析理論に基づく5つの自我状態から、性格診断を行うテストで、尺度自体が人格特性を表わしている。飼育グループ被験者の6割近くが5つの自我状態のうち「大人的自我(冷静に物事を判断することができる自我状態)」が高くなる傾向を示した。
ストレス度チェックテスト
30項目の質問への回答からストレスの度合をチェックするテストで、6~10ポイントは軽いストレス状態、11~20はストレス状態、21以上は専門医の診断が必要とされている。飼育グループ被験者の7割以上が実験後に数値が下がった。
生きがいに関するメンタルヘルスチェック
「仕事」「個人」「家庭」における生きがいと、「生活設計意識」をチェックするテスト。飼育グループでは「仕事」「個人」「生活設計意識」で実験後に数値が上昇(非飼育は4項目を全て下降)した。

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